夢のまた夢

追いつめたはずが追いつめられてる

ドラマ「花のち晴れ」によせて

発表から2週間が経とうとしている。今日までいろいろと頭の中で言葉を出してきたが、この今の想いを文字に残して、放送前にすっきりしてしまおうという算段。久しぶりにこのブログが活躍できそうだ。以下、個人的考えをつらつらと述べていくため、読んで不快になられるかもしれないのでご了承を。

まず、私はこの「花のち晴れ」というマンガが大好きだ。神尾先生の最新作、しかもあの「花より男子」の続編ということで、連載開始前から期待していたし、スタートしてから最新話に至るまで変わることなくおもしろくて、ドキドキして、キュンとしている。時々登場するF4メンバーには感動さえ覚える。いつもと変わらない場所、非常階段に花沢類がいるという奇跡。ただ続編とはうたっているが、これは全く新しい物語であることに間違いはない。それはキャラクターも同じといえよう。伝説的な「花より男子」という作品に程よい距離を保ちながら、この物語は進んでいる。今までのファンも確実に満足させつつ、新規のファンにもグッと力を寄せている。素晴らしい。

そんな大好きな作品が、私の予想よりはるかに早くドラマ化することになってしまった、というのが第一の印象だった。そして時期尚早なのではないかとも思った。原作は全く終わる気配はない。むしろこれから音とハルトが真剣に向き合っていくモードのタイミングである。どこまで原作に寄せるかわからないが、最終話になる前にドラマが終わることになってしまうのではないだろうか。これは原作ファンの私にとっては非常に悲しいことだ。ただこれに関しては脚本家さんを信じるしかない。続いてキャストについて。音と天馬くんは妥当かな、イメージに近いなと素直に思った。さて、ハルト。今ジャニーズ事務所で一番波に乗っているであろう平野紫耀くん。デビューも決まった平野紫耀くん。これはもうそういうタイミングでのキャスティングにしか思えなかった。実力ではない大きな力が働いたような。正直、昨年のキントレ公演前に流れていた映画の予告を見て、お世辞にも演技が上手とは思えなかった。申し訳ないがちょっと笑ってしまったくらいだ。だからこのキャスティングに対して私は非常にモヤモヤしていた。でも今となって思うのだが、ただ単に平野くんに嫉妬していただけだった。過去のエントリーを見て頂ければおわかりになると思うが、私はSixTONESジェシーくんを応援している。その彼はデビューが決まっていないし、もちろんドラマに出演する予定もない。そんな状況で平野くんが颯爽とあの地位に行ってしまったので、もう嫉妬するしかなかった。しかも大好きなハルトの役なのだから。

しかし彼のインタビュー記事を読んで、私自身に変化が起きた。

「学生時代に観ていた『花より男子』の新章に出演させていただくことになるとは思わなかったので、とてもうれしく思っております。原作のファンの方々を裏切らないよう、そして、先輩の松本潤君の名に恥じぬよう精一杯、演じたいと思います。」

よくある言葉と言われたらそうかもしれない。でも彼はわざわざ「松本潤」という名前を挙げて、精一杯この役を努めると宣言してくれた。視聴者の記憶には松本さんの道明寺司は絶対的に残っている。そして平野くんの記憶にも確実に残っている。それをファンと自分自身に向けて松本さんの存在を肯定してくれたように感じた。こう言われたら、もう屈服するしかない、認めざるを得ない。というか応援してやろうじゃないか!...そうして、とんとんと自分の気持ちが落ち着いていった。ジェシーくんには、また違う輝いた道が待っているはずだ。私はその道を信じて応援し続けよう。平野くん、勝手に嫉妬してしまってごめんね。ハルトはハルト、道明寺は道明寺なので、考えすぎず、思いっきり演じてください。

私は根底にはこの作品への愛があって、神尾先生の作品が再びドラマ化するというのは嬉しい気持ちでいっぱいだ。あの当時はなかったSNSという機能をどう活かしてくれるのだろう。ジャニーズがネット解禁となった今、どんなオフショットが見れるのだろう。まさかまさかのF4復活か。TBSショップに行くのが今から楽しみ。というか早く4月にならないかな!そんなワクワクでいっぱいだ。もちろん期待しかないし、期待以上だと信じている。また一つこの世に伝説的な作品が生まれるのだろう。いくつになっても「花より男子」と「花のち晴れ」にときめいていたい。


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