夢のまた夢

追いつめたはずが追いつめられてる

「今」をどう生きるか ~Japonismツアー@札幌~

学園祭と卒論に追われ、せっかく始めたブログをなかなか更新できずにいたが、嵐のコンサートに行くための札幌遠征、いや合宿というべきハードな旅行記をここに。(※途中コンサート内容に触れるためネタばれあり)

今回の合宿は大野担、櫻井担、松本担の私の計3人で。所謂いつもの3人というわけだ。札幌到着前からすでにハードだった。行きの飛行機を最も安い便でおさえたら、まさかの始発便に。そしてお金を振り込んだ後に気が付く。「これ、成田に野宿しないとダメじゃね・・・?」ということで初めての成田野宿。しかも私は間違えてバイトのシフトを入れてしまったため、終電で成田に向かうことになってしまった。無事二人と合流し、疲れを労ってもらった後、大野担が例の物の完成を見せてくれた。

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それが上の写真にあるお揃いの手作りリボンである。「お揃いのものがほしいよね」と話し、そこからユザワヤに行き和柄の生地を手に入れ、美大に通う大野担がその才能を発揮し、素晴らしいものを作ってくれた。このリボンをショッピングバックにつけてドームを歩くと不思議と誇らしげな気持ちとなった。「手作りお揃い」っていい。私は生地を選んだだけで何もやってないのだが。

空港着後、札幌駅に向かい荷物をコインロッカーに預け、私たちは急いで札幌ドームに向かった。グッズ購入、会場限定マスキングテープを入手するためだ。9:30過ぎにグッズ列に並び始めた。札幌の列はとにかく縦に長く、その列を何往復もする。周りは何もないので北風が直で攻撃してくる。一昨年も経験したけどしんどかった。にもかかわらずコートの下に七分丈のシャツ一枚だけというまさかの軽装だった櫻井担。「おい!」とつっこみを入れておいた。そして間もなく販売所に入れるタイミングで「会場限定マスキングテープは本日分売り切れです!」という悲報が。やっぱりと思いつつ、ひざから崩れ落ちるくらいのショックだった。もうそこからの流れは速かった。マスキングテープのある販売ブース以外はがら空き状態だったのだ。私たちは「明日始発でまたここに来よう」と誓い、いそいそと後を去った。そこからコンサート開演までは味噌らーめんを食べたり(この時点でやっと北海道に来た実感がわく)、プリクラ撮ってみたり(まさかの事件発生)、仮眠取ったり、あっという間だった。

さぁ!ついに開演!!最初のVTRがまさかのアニメーション。後々調べてみたら「あの花」とか「ここさけ」などの作品をつくった制作会社が関わっていると知った。一発目は予想的中の「Sakura」。そりゃあもうテンションぶちあがり。普段は出ない高音の「キャー!」を連発し、ペンライトふりまくり。一瞬にして興奮した。今回は構成、演出、テーマ、衣装、など全てが素晴らしかった。とにかく「和」をおすアルバムだったので、正直最初は重いなと思っていたのだが、「和」を一貫して見せつつ、所々の「ジャニーズらしさ」がマッチして最高のものになっていた。その「ジャニーズらしさ」があふれていたのが各ソロである。二宮さんのタップと映像演出に驚き、松本さんの曲終了後の追いかけは二か月前に見た「少年たち」を彷彿とさせた。というかその次の「イン・ザ・ルーム」のつなぎ方ずるい!!!さらに引き込まれた。どうでもいいけど櫻井さんはちょっと良いソファに座ると帝王感増すな、と。(この後櫻井担と共感しあう)櫻井さんソロにいたっては「あれ、ガムシャラ?あれ、チーム者?あれ、神宮寺?」ってなった。Mr.FUNKはよく亀梨さんあたりがやってそうな宙吊り?(いろいろとごめんなさい)をやっていたり、大野さんは「滝沢歌舞伎」でしかなかった。大野さんのダンスは安定の神がかり具合で言葉を失う。そうそう、自担である松本さんを追っていたら、「愛を叫べ」の途中よろつき、大野さんの肩を借りる姿が愛おしかった。また「Believe」ではJrの子と楽しく一緒に踊っていたり、いろいろともえたぎった。後は松本さんには前髪があった。後ろにかきあげていなかった。私得、というか多くの松本担得でしかなかったと思う。アンコールまで全て楽しくてもう幸せだった。幸せ度を測れるなら、その日私が一番幸せだった。大野担も櫻井担も幸せそうだった。その姿を見て私もさらに幸せになった。毎回嵐を生で見るたびに「やっぱり嵐だ」となる。最近いろんなグループに手をだし、うつつを抜かしていたが、やはり自分の根幹となっているもの、原点は「嵐」なんだとわかった。まさに私も「原点回帰」することができたコンサートだった。ジャニーズ一、いや日本一、いやいや世界一だと大声にして言いたい。

翌日4:30に起きて始発に乗り込み、無事マスキングテープは購入できた。最終日のみ一人2個までとなったが、そうでなかったらきっと私たちも買えていなかっただろう。私たちが買い終えた約10分後には売り切れていた。まさに間一髪。帰りも最も安い便で取ったら、成田着22時。そこからバスで東京駅を目指すともう最寄までの終電は終わっていた。なんとか近くの駅まで行き、そこからはもうタクシー。タクシーの魅力に取りつかれた。いけないいけない。やっぱり私たちの旅行はハードだった。何を強化するかわからない強化合宿のようだった。でも非常に楽しかったことも間違いない。『「今」をどう生きるか』、という問いに、私は「まだまだ若く、いろんなことに挑戦して楽しみたい」と答える。ありがとう、嵐。また来年。